誰もが持っている、世界にたった一つの、声の形
こんにちは!ひとぴぃです。
少し前にテレビ放映された「聲の形」が話題になりました。
ご覧になられましたか?
1.気持ちを伝える方法は声だけじゃない
前回、僕自身のちっちゃな、そして数えきれないほどのトラウマの断片をお披露目しましたが、この作品では、それをもっともっと根深く、そして登場人物たちの感情的な描写で、表現されていました。
作者さんが、あえて「聲」の字にしたのは、声と手と耳が組み合わさってできている、という説があることと、気持ちを伝える方法は声だけじゃない、という意味を込めてだそうです。
僕も、心からそう思います。
多くの人が持つ、悩み、苦しみの原因である、コミュニケーションそのものがテーマでした。
2.聴く耳を養う
一方で、「聲」という文字は「磬」(きん、けい)という、石や金属でできた吊るされた楽器に由来しており、楽器のように鳴らし、その音を耳で聴く、という意味から、石が耳に変化した、という解釈もあるようです。
今日はこちらの語源から「声の形」についてお話しいたします。
前回の記事、
でお伝えした、日曜日の夕方に、ポンッと生まれた、ほんとうの自分の声は、とても立体的で、まるで僕の肉体ごと音にしたような印象でした。
アカデミーでお稽古を進めていくと、まず聴く耳が養われ、それをきっかけに、徐々にその声の形が大きくなり、自分の分身のように成長していきました。
3.世界でたった一つの音
包括的に筋肉を動かしながら、ゆるめることを知り、呼吸を知り、そして声の出し方、自分のカラダという楽器の響かせ方を、少しずつ身につけていったのです。
そのような形を持つ声について、いわゆる声紋分析をすると、僕だけしか持っていない、世界でたった一つだけの音の配合の特徴が、もの凄くわかりやすい形で、目に見えるのです。
逆に、ほんとうの自分の声からずれていると、その形は曖昧になります。
声の源である声帯の素材、太さ、長さ、重さだけでも間違いなくオンリーワンですし、そこから口までの、声道と呼ばれる部分はもちろん、カラダのツクリもみんな違います。
だからあなたも、世界にたった一つの声の形、ほんとうの自分の声を、本来持っているのです。
誰もがヴァイオリンの名器、ストラディヴァリウスと同じ存在です。
今はまだ、環境による緊張が強かったり、本来の声の出し方、響かせ方を、忘れてしまっているだけです。
その声を、思い出してみたくありませんか?
4.音が観える
僕はこれまで、声の恩仕事は13年やってきてまして、関わり方は近かれ、遠かれ、1000人以上の声を聴いてきました。
それもあり、今ではお逢いして相手の第一声を聴いただけで、その方のほんとうの自分の声が聴こえ、どうしたらそこまでお導きできるのかが、瞬時にわかるのです。
大袈裟ではなく、僕には音が観えます。
視覚的に見えるのとは、ちょっと違います。
僕には出来ないことは沢山ありますが、音が観える、改善プロセスをプログラムできる、それが大きな強みです。
次回は、その改善プロセスと関係する「失敗は、成功のプロセス」についてお伝えする予定です。
このブログでは、「ほんとうの自分の声」を思い出すプロセスを通し、僕自身の「身体」や「心」が変わり、結果として健康や若さを維持でき、美しく人生を歩んでいくために得た心魂体の智識について、みなさんにお伝えしていきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。