失敗は、成功のプロセス
こんにちは!ひとぴぃです。
先日まで世界体操が開催されていました。
日本男子は怪我人が多く、苦戦を強いられた大会で、近年のような結果は得られませんでした。今回はロシアにも越され、団体は3位でしたが、何年もの間、常に中国とトップ争いをしています。
1.ジャッキー・チェンに憧れて
僕は長いこと、その体操競技をしていました。
はじめたきっかけは、ジャッキー・チェンやリー・リンチェイ(ジェト・リー)のように、カッコ良くバク転やアクロバティックな動きで、女の子の目を惹きつけたかったからです!
同じ理由で、体操で猛烈に忙しかったはずの高校生の時には、ロックギターまではじめてしまうという、どこにでもいる単純な男子でした。
そんな動機ではじめた体操ですが、14歳の時に見た、当時のソ連の選手に魂を奪われてから、意識が変わりました。
2.体操で得られた思考パターン
元々、父が趣味でグリークラブに入っていたり、クラシックギターを弾いていたり、母が油絵や七宝焼きをしていたり、モーツァルト狂でもあったりと、クラシカルで様式美を好む家庭で育った影響かもしれません。
それからは、いかにソ連の選手のように美しい体操が出来るか、レベルが低いなりに、自分なりに、切磋琢磨しました。
その経験を経て、僕が体操から得た思考パターンで、あなたにおススメしたいことが3つあります。
(1)すぐに結果を求めない
体操の何が楽しいかと言うと、出来ないことが出来るようになるプロセスですし、美しさの追求もその延長線上にありました。
無駄かな?と思えることも沢山やりました。
でもそこで必ず小さな宝物を見つけています。
あっそうか、って。
そのプロセスこそが大切です。
そもそも、最初から出来る技なんて、一つもありませんでしょ?
基本である倒立や、鉄棒の蹴上がりも、失敗から学び、改善していくことの繰り返しです。
鞍馬の基本的な旋回を、雄大に、美しく身につけるには3年かかる、と教えられましたし、実際にそうでした。
理屈がわかったところで、できるようにはなりません。まずはカラダを動かし、試行錯誤するから、あるとき突然わかるんです。
つかんだ!って。
そして、理屈は後からついてきます。
(2)どうしたら出来るか考える
出来ない理由を探して、仕方ない、と逃避するのではなく、どうしたら出来るか考える、というパターンが、体操によって養われました。
すると、一度決めたことは、ちょっとしたことではあきらめませんし、継続力があります。
ギターなど、楽器演奏を覚えることも同じでした。
そして、どうしたら出来るか、やってみることを決めたら、いつからやるかを決めること!
人は楽なパターンに入るので、特に苦手なことや課題は、後でやる!になりがちです。
行動の起点を決めましょう。
(3)まずは失敗しよう
恐怖や失敗の回避は人間の生存欲求であり、無意識に回避行動をとってしまうものです。思い込みは過去の経験から、まさにそうして形成され、大切なこととして、自分の中に隠し持ってしまいます。これが無意識の行動パターンをつくります。
僕は、正直に言うと、弱虫で、克服できないことも多々ありました!コーチにお尻を叩かれてできるようになったことばかりです。
それでも、チャレンジ精神は養われたように感じます。失敗からこそ学び、成長できるからです。
ただ、女の子に関しては、前々回の記事
で紹介した、幼稚園や小学校一年生の時の体験などから、長いこと失敗、すなわち、ふられる恐怖からの回避のために、行動せず、告白できないで終わるという、本当の失敗を、沢山しました。
行動して、いち早く失敗しましょう。
最も早く成長するコツです。
3.僕の好きな言葉
このように、体操の経験から、様々な改善プロセスを、スルリ!と考えられる思考パターンを、脳に構築することが出来たのです。
僕の好きな言葉のひとつは
「もしも失敗があるならば、失敗から何も学ばなかったことである。」
結局、体操を辞めたのは、肩を痛めて学びの成長が止まった、29歳の時でした。
その翌年の春、例のアカデミーに入会することになるのです。
次回は、前回の記事
で、僕の強みとして紹介した、改善プロセスをプログラムできるに関係する「イメージを現実化するために大切なこととは?」についてお伝えする予定です。
このブログでは、「ほんとうの自分の声」を思い出すプロセスを通し、僕自身の「身体」や「心」が変わり、結果として健康や若さを維持でき、美しく人生を歩んでいくために得た心魂体の智識について、みなさんにお伝えしていきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。