声蓮華

~ SEIRENKA 人生を美しく生きるQOLの智恵 ~

イメージを現実化するために大切なこととは?

こんにちは!ひとぴぃです。

もしかして、あなたも妄想好きですか?

過去に捉われた妄想ではなく、前回の記事

seirenka.hatenablog.com

でお伝えした、どうやったら現実化できるかな?の妄想は、僕も大好きです。

はじめましての記事

seirenka.hatenablog.com

では、転勤が多く、小学校は4箇所通った話をしました。

小さい頃から日本中の海や山で育ったことから、五感を活性化して、脳裏にイメージをする習慣ができたようです。体操にも音楽制作にもそれはとても活かされました。

 1.体操競技とイメージトレーニン

体操はまさにイメージ先行で、四六時中イメージトレーニングをしていました。目を開けてしてることもあったので、技や演技のイメージに沿って眼球がせわしなく動いたり、手で動作をイメージしたりと、側から見るととても怪しい少年だったことでしょう。

思考を回しても体は動きませんので、イメージしてまずはやってみる。

でもイメージと違って失敗する。

どうしたら出来るかと、イメージの修正をしてやってみる。

でも上手くいかない。

イメージの持ち方が違っている時も沢山ありました。

体操で技を覚えることは、上手くいくイメージを模索するプロセスでもあったように思います。

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イメージは日が変わると勝手に書き換わってたりしますし、体操の生ける伝説、キング内村航平選手も「身体が同じ状態なんて一日すら無い、その中でいかにベストを出せるか。」といったような発言をされていました。

そのため、イメージだけだと曖昧さが残るのです。人に伝えるにはなおさらです。

再現性を持たせるには、定義、法則性(数式、数値化)が鍵です。

画像の内村選手も3センチとあります。

 2.ゴルフでホールインワンするには?

体操を引退し、例のアカデミーに入会する頃、僕は宇宙開発業界にいました。

職種は軌道解析・軌道制御で、地球の重力圏から抜ける深宇宙探査機を担当し、主にかぐや(SELENE)などお月様担当でした。

人工衛星の軌道計算は古典物理学シンプルに考えることからはじめます。

人工衛星の軌道設計って、身近な世界で例えると、ゴルフのようなものなので、まずはゴルフで説明しますね。

風の抵抗など抜きに、ホールインワンするためには、どんなスピードと角度でボールに当てるのか、まずは計算します。

PAR5でしたら、パワー的に届かないので、刻んで最初にどこに落とすのが一番安全か、そして燃費よく達成できるかを計算します。

実際にはプレーヤーの技術、パワー、安定性がクラブの種類ごとに違い、ブレがあり、雨、風、温度といった自然環境の影響を受けるので、徐々に条件を加えてシミュレーションし、より最適なプレイをするためには、どうコースマネジメントしたらいいのかを立案します。

3.月探査機でイメージを現実化する方法

月探査機であれば、地球の重力の歪さ、地球周囲での大気抵抗、月、太陽、その他惑星の重力、太陽光圧、そして月の重力の歪さなどが効いてきます。そして地球は自転してますし、月も惑星も三次元空間を常に各々のペースで公転してる複雑な世界です。

まずは一番シンプルなモデルで立案したものを、上記のさまざまな条件を加えてシミュレーションするのです。

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当然目標から大きく逸脱します。

到達時に目標とするパラメーターが3つある場合、初期条件にも3つのパラメーターがあります。次にやることは、初期条件を動かすと目標がどう変わるか、その感度を見ます。それを元に初期条件を微調整し、シミュレーションし直し、少しずつ目標に近づけることを繰り返していくのです。

最初はマニュアルで、手を動かしながら初期パラメーターを変えて計算することをしていたので、一日で一本の軌道を仕上げるのがやっとでしたが、そのプロセスをノウハウ化し、自動計算できるシステムを構築して、一日で百本軌道を作ることに成功しました。

ここで役にたったのが、やはりイメージなんです。

上手くいかない時から、イメージを持って数値を動かす。

この複雑な世界でも、こうするとこんな感じになる、こういう傾向はいい感じ、といったような、感性が徐々に役に立ってきます。

手段は違いますが、ここでも体操と同じことを僕はしていましたし、今でも生徒さん相手にしていることです。

イメージを持って、ある現象と現象を理論的に紐付けていく。

こうしてイメージを現実化する技術を身につけ、それを身体を使ったプログラムの構築にも役立てています。

 

次回は、「過去は引きずろう」についてお伝えする予定です。

 

このブログでは、「ほんとうの自分の声」を思い出すプロセスを通し、僕自身の「身体」や「心」が変わり、結果として健康や若さを維持でき、美しく人生を歩んでいくために得た心魂体の智識について、みなさんにお伝えしていきます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。